阪南市(南海尾崎駅)こばた眼科です。
日差しが強い日が続きますね。紫外線から目を守るために、サングラスや日傘などで対策をしてくださいね。
今回は、参天製薬株式会社提供の冊子(監修:大阪大学大学院生命機能研究科 特任教授 不二門 尚 先生)からのおはなし(抜粋)です。
子どもの視力は成長とともに発達します
赤ちゃんは生まれた直後から大人と同じように見えているわけではありません。
生後1か月頃には明るさを感じ、生後2か月頃には物の形や色を少しずつ認識できるようになります。さらに4か月頃には動くものを目で追うようになり、6歳頃までに大人に近い視力へと発達していきます。
視力は「見ることで育つ」
子どもの視力は、目だけでなく脳の発達とも深く関わっています。
毎日の生活の中でさまざまなものを見ることで、目から入った情報を脳が正しく理解し、「見る力」が育っていきます。特別な訓練が必要なわけではなく、目を開けていろいろなものを見ているうちに、目からの刺激を脳が正しく判断するようになるのです。

弱視とは?
弱視は「目」ではなく「視力の発達」の問題
子どもの目の発達には、たえずものを見る訓練が必要です。もし子どもの視力が発達する途中で、見る訓練ができなかったらどうなるでしょう?この場合、視力の発達は抑えられ、止まってしまいます。これを弱視といいます。目そのものに大きな異常がなくても、幼少期に視力が十分に発達しなかったために起こります。
近視や遠視とは異なり、「見えにくいから眼鏡をかければ治る」というものではありません。
弱視になる原因
弱視はものを見る訓練ができないと起こりますが、ものを見る訓練ができない状況になる原因としては以下のようなものがあります。
- 斜視
- 遠視
- 生まれつきの白内障など目の病気
- 乳幼児期に眼帯を付けた場合(3~7日間程度)
家庭で気づきたいサイン
次のような様子が見られる場合は、一度眼科を受診しましょう。
特に片方だけ弱視の場合は、もう片方の目で見えているため、ご家庭では気づきにくいことがあります。
- テレビを近くで見る
- 目を細めて見る
- いつも頭を傾けて見る
- 片目を隠すと嫌がる
- 物によくぶつかる
- 視線が合いにくい

弱視の治療
弱視は早く見つかるほど改善が期待できます。
治療は原因によって異なりますが、これらを組み合わせて行います。
- 眼鏡による矯正
- アイパッチ(遮閉法)
- 視力訓練

ご家庭での継続的な取り組みが治療効果につながるため、医師の指示に従って続けることが大切です。
斜視とは?
斜視とはどんな病気?
通常ものを見るときには、右目も左目も両方の目が、見ようとするものの方向に向いています。
斜視とは、一方の目が目標と別の方向を向いてしまう状態です。子どもの2%ぐらいにみられる病気です。
見た目だけの問題ではなく、視力や両眼視(立体的に見る力)の発達に影響することがあります。
斜視の原因
斜視の原因はさまざまです。
原因によって治療方法も異なります。
- 目を動かす筋肉や神経の異常
- 両眼視の異常
- 遠視
- 視力不良
※両眼視:2つの目で見たものを脳でひとつにまとめる働きのこと。両眼視ができないと、ものが二重に見えたりするばかりでなく、立体感を感じることもできません。両眼視は生後1年くらいでできるようになり、6歳くらいには完成します。
斜視の種類
斜視には、これらの種類があります。
- 内斜視
- 外斜視
- 上斜視
- 下斜視

また、赤ちゃんでは鼻が低いために黒目が内側に寄って見える「偽斜視」の場合もあります。
見た目だけでは判断できないため、気になる場合は眼科で診察を受けましょう。
斜視の治療
治療方法は原因によって異なります。
- 眼鏡
- 視能訓練
- 点眼治療
- 手術
などを組み合わせます。
手術で目の位置を整えても、必要に応じて視力訓練を続ける場合があります。
ここまで、参天製薬株式会社提供の冊子「弱視・斜視の話」からのご紹介でした。
3歳児健診はとても大切です
弱視や斜視は、保護者の方が気付きにくいことも少なくありません。そのため、3歳児健診で行われる視力検査は非常に重要です。
健診で異常を指摘された場合はもちろん、「様子がおかしい気がする」という程度でも、早めに眼科を受診することをおすすめします。
気になることがあれば早めに眼科へ

子どもの視力は、幼少期に大きく発達します。
弱視や斜視は、早期発見・早期治療によって改善が期待できる病気です。一方で、治療開始が遅れると十分な視力が得られない場合もあります。
「テレビを近くで見る」「片目をつぶって見る」「目の向きが気になる」など、少しでも気になる様子があれば、阪南市のこばた眼科へご相談ください。

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